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自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

アブミを自作する

本日は、人工登攀で使用するアブミを購入する予定であった。自宅から自転車を走らせ、富山駅に向かう。好日山荘に寄ってみたが、何と置いていないではないか。

 

気を取り直して、チロルに向かう。欲しいのは、金属製のプレート付きのあぶみだ。だが、店員さんに訊くと、プレートあぶみは現在の主流ではなく、既製品は置いていないため、プレートを買って自作するのが良いと勧められた。プレートを買う前に、店内にあった、テープアブミを見せてもらう。一本のロープから左右に2つずつ交互に三角形が掛かっている構造だ。足を乗せるための三角形の底辺はゴムor皮で補強されてあり、それなりに使いやすそうな印象だ。だが、値段が高い。1本4200円(+税)なので、2本買うと9000円を超える。プレート(一枚900円)なら6枚買って5400円。

 

テープアブミはコンパクトだが、価格が高く、乗り心地が金属プレート付きアブミに比べて劣る。一方、金属プレート付きアブミは、かさばる、収納時にプレートがシュリンゲを傷つける可能性があるなどの欠点があるが、価格が安く、乗り心地が良い。どちらにすべきだろうか。

 

マンゾクにも寄ってみる。マンゾクでもアブミは置いていなかったが、金属製のプレートは置いてあった。しかも一枚450円で出せると言う。これはもう購入するしかないでしょ。というわけで、6枚購入して、アブミを自作することにした。

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 早速、ベテランSさんに教えてもらいながら、アブミ製作にとりかかる。本ブログを見てくださっている方々のために、作製方法を紹介しよう。とってもシンプルである。アブミ一本を作るのに必要な材料は以下の通りだ。

 

金属製プレート...3枚

6mm or 7mmの細引きA ...1本(長さ:4m弱)

2mmの細引きB ...3本(長さ:20cm程度)

ナイロンテープ...1本(長さ:60cm程度)

カラビナ...1枚

 

たったこれだけの材料でアブミが作製できる。アブミは2本1セットで使用するので、2本作る必要がある。完成したアブミがこれだ。欲を言えば2本のアブミは色違いである方が良いが、十分満足できるものができた。

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製作手順は次の通りだ。

1. 細引きAを中央で二つ折りにし、中央から6〜7cm離れた箇所を固結び(オーバーハンドノット)で結んで輪を作る。

2. 輪にカラビナとナイロンテープをかける。ナイロンテープはテープ結び(言うなればダブルオーバーハンドノット)で輪にする。

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3. 細引きAに金属プレートを通し、適当な箇所で細引きAにオーバーハンドノットで結び目を作り、”段”を作る。これをあと2回繰り返して、計3つの”段”を作る。各段のベストな間隔は人によって異なるが、30〜40cm程度が妥当ではなかろうか。この作業は、細引きAの一番上をどこかに掛けて、細引きAを空中に垂らした状態で行うとやりやすい。プレートが斜めにならないように、結び目の位置を微調整すること。

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4. 余っている細引きAの末端同士をダブルフィッシャーマンで結ぶ。ここが4段目となる。余りすぎている場合は、適当に切って短くすると良い。なお、細引きの末端は火で炙るなどして整えておくこと。

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5. 各金属プレートの片側の穴に細引きBを通し、テープ結びで輪にする。この輪は、ハーネスにアブミを収納する際にカラビナにかけることで、コンパクトにするためのものである。

 

以上で完成だ。自分の手で作った道具は愛着がわく。一度使ってみて、段の間隔が合わないようであれば、調整することも可能だ。早く使用してみたい。