シャルマンから放山へ、そしてスキー練習
朝は6時半起床、7時に朝食、8時に出発し、シャルマン火打スキー場を目指す。空は快晴。絶好の登山日和だ。
スキー場に向かう途中、権現岳と鉾ヶ岳の立派な姿が見えた。
シャルマンは、非圧雪コースが全体の半分以上を占める、自然に近いスキー場だ。リフトに乗って、スキー場上部を目指す。
あっという間に標高500mを稼ぎ、ここの標高は約1000m。
9時24分、足回りを整え、放山方面へ歩き出す。
足回りはスキーとワカン。
スキーのシュプールが美しい。きれいに二本の弧を描いている。
奥に見える山は新潟焼山(2400m)。少し噴煙が上がっているのが見える。
放山までは片道約1.5km、標高差で約200mの道のりだ。雪もそれなりに締まっていて歩きやすい。
権現岳と鉾ヶ岳が際立って白い塊となっている。実に興味深い地形だ。
10時23分、放山山頂はもう目前だ。
10時25分、標高1189.5mの山頂に到着。正面に見えるのは、烏帽子岳と阿彌陀山。
標高こそ高くないが、真っ白で冬山らしい絶景が広がっている。
細かい起伏がたくさんある複雑な地形が手に取るように分かる。
30分近く滞在し、10時53分に下山開始。スキー組は颯爽と滑り降りていく。
雪煙を巻き上げながら、気持ち良さそうに滑っていくスキーヤー。いつかはスキーを上達させて、自然の山も滑れるようになりたい。
ワカン組は、尻セードで滑って楽しむ。
快適なブナ林の中のお散歩だ。
10時27分、リフト乗り場まで戻ってきた。ワカンを外し、リフトで麓まで降りた。
その後は、スキー場でスキーの練習だ。先週の白馬乗鞍で、おぼろげながらもパラレルで滑れそうな雰囲気であったが、今日でまたかなりスキルアップすることができた。
何せシャルマンの最大斜度は37度もあるのだ。そこを何とかスピードを制御しながら降りてこれるようになった。斜度が急になればなるほど、慌てて板の向きを変えようとして、体重移動がおろそかになるらしい。慌てず、しっかり体重移動させれば、自然に板の向きは変わる。
結局、第2ペアに2回、第1クワッドに7,8回乗り、ほとんど全ての圧雪コースを滑ることができた。様々な斜度を経験し、大きく成長した1日であった。
だんだん上手くなってはいるが、常に初心者の心を忘れず、安全第一でこれからもスキーを楽しみたい。