自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

越前海岸経由で富山へ

あっという間に帰省最終日が来てしまった。朝は荷物をまとめたり、車のお手入れをしたりして過ごした。車のフロントガラスの外側には撥水コート、内側には曇り止めコートを施した後、自転車を車に積み込み、空いたスペースにお土産などの細々した荷物を詰め込んでいく。

 

早めの昼食を食べて11時35分に出発だ。まずは、神戸淡路鳴門自動車道で神戸西ICを目指す。

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室津PAで小休憩を挟み、13時過ぎには明石海峡大橋を渡る。

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神戸西ICで一旦降りて、一般道へ。舞鶴若狭自動車道の三田西ICを目指す。もちろん、通常は高速を降りる必要はない。単なる物好きなのである。行きも通った道の駅「淡河」を通過。

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14時過ぎに、三田西ICより再び高速へ。小浜ICを目指す。

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途中、うっすらと虹が出ていた。

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舞鶴PAでトイレ休憩を挟み、15時40分には小浜に達した。

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三方五湖のほとりを通過する国道27号線を東進する。信号も少なく、スムーズに走れる。敦賀市に入ると快適な片側2車線の国道8号バイパスとなっている。高速道路による時短効果が薄い区間と思われる。

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敦賀市街地をバイパスで越え、国道8号線から、しおかぜライン(国道305号)に入る。しおかぜラインの途中で、越前の海の幸を頂くことを楽しみにしていたのである。

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17時過ぎに目的地に到着。お食事処「あらいそ」だ。ところが、店は開いていなかった。昨日、わざわざ電話して、今日は開いていることを確認したのにも関わらず。すかさず、お店に電話を入れてみた。すると、しばらくしてから店の方が出て、ほんの少し前に店を閉めて外出中だと言う。しかも、1時間ほどは帰れないとのこと。たまげた。ここまではるばる来て、何という仕打ちだろう。

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「あらいそ」での食事は諦め、少し手前にあった「河野シーサイド温泉 ゆうばえ」に戻ってみることに。「食事できます」との看板があったのを先ほどチェックしていたのだ。ところが、中に入ってみると食事は既に終わっているとのことだった。

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ここで諦めてはいけない。Google Mapで付近のレストランを検索してみる。すると、口コミの数も多く、評価もそれなりに高いレストランを発見した。ところが、営業時間は17時30分までとなっていた。ここからその店までは約15km。現在の時刻は17時20分。間に合わない。

 

一縷の望みにかけて電話してみた。そして、ラストオーダーが17時30分であることを知る。到着が少しその時刻に間に合わないことも伝えた。すると、「今、注文する料理を決めて頂ければ、お作りしますよ」との返事。迷わず、2000円程度の定食を注文した。

 

電話を切って、車を飛ばして店へ向かう。寂れた冬の夜の越前海岸で夕食難民になりかけていた私を受け入れてくれたそのお店の名前は「海の幸食処えちぜん」であった。

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店内に入るとたくさんの有名人のサインがあった。所ジョージマツコ・デラックスのものもあった。

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三連休の最後の日の閉店間際。店内には誰もいなかった。私が最後の客となった。

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程なくして、若くて美人の店員さんが料理を持って来てくれた。お腹を空かせていたので、かぶりつく。お造りも美味しかったが、ぶり大根が超絶に美味であった。甘くて濃厚で、天国であった。このぶり大根だけを食べに、再び訪れたいぐらいだ。

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お腹も心も満たされ、後は富山までの残り200km弱の距離を安全運転で帰るだけ。とはいうものの、やはり長距離運転は疲れによって注意力が散漫になったり、判断力が鈍ったりする。信号が赤に変わる場面で、通過すべきか止まるべきか何度も目測を誤った。幸い、車が少なく事故にはならなかったが、ヒヤリはあった。雨も時折強く降り、視界が悪かった。それでも、無事故で富山まで帰ることができた。

 

時刻は既に23時前。急いで車の中の荷物を部屋に移動させ、さっさと入浴して就寝。明日からは仕事なのである。波乱万丈の一日となった。