黒菱山で雷鳥に遭遇?
3連休の最終日。晴れの予報なので山へ向かう。南保富士〜黒菱山を狙ってみよう。ここは3月末にも来ており、その時は快適に歩け、眺めも美しい稜線であった。
7時45分に三峯グリーンランドを出発。標高400mあたりまでは雪は皆無。朝日に照らされた市街地が綺麗だ。
標高500〜600mで積雪は10cmちょっと。少なすぎる。
8時50分に南保富士山頂着。
市街地方面の眺め。手軽に登れて眺望抜群の山だ。
少し休んで二王山方面へ歩き出す。ごもるので途中からワカンジキを装着する。9時28分に二王山通過。
だが、二王山から先、黒菱山へは登山道はない。しかも積雪はわずか数十cm。藪が密生していて行く手を阻む。
藪を掻き分けながら、藪の薄い所を見つけて進む。
やっと黒菱山の山頂を捉えた。あと500m強だが、濃い藪に阻まれてなかなかたどり着かない。しかも急にガスが立ち込めてきて、心細くなる。
二王山から約3時間、12時24分に黒菱山頂になんとか到着。寒いので、急いでお湯を沸かして醤油ラーメンを作って食べる。
13時に下山開始。藪はこりごりなので、黒菱山の登山道を経由することに。藪がなければ下りは早い。
緩やかな下りの道を歩いていると、どこからともなく、白い鳥が1羽現れた。雪の上をぴょこぴょこ進んでは立ち止まりを繰り返していて可愛らしい。立ち止まっている隙をアップで撮ることに成功。あとで岳友Yさんに見せたら、雷鳥ではないかという。となれば、私自身初めて雷鳥を目撃したことになる。奇跡の出会いだ。
ここから一気に標高を下げていく。スカスカ下って、とっても気持ちがいい。
40分ほどで登山道を下り切った。その後は長い林道歩きが待っている。林道はすでに何ヶ所も崩壊していて廃道と化していた。
約1時間の長い林道を抜け、雁蔵の集落に出た。無事に下山できてホッとした。
直接車まで戻るのもアリだったが、せっかくなので七重滝(しっちゃだき)に寄り道する。
最後は水平歩道。三峯グリーンランドで草刈りをしていたYさんがわざわざ走って会いに来てくれた。話しながら一緒に車まで戻る。
総距離15.6km、累積標高1200m、活動時間8時間28分の長旅であった。