自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

たまには県西の山へ

越中の百山を制覇しようとしているYさんからのお誘いで、今日は行ったことのない山域へ。南砺市にある「道宗道(どうしゅうみち)」である。全長は約29km。北は閑乗寺公園、南は世界遺産五箇山まで続いている、歴史ある登山道だ。

 

朝6時過ぎに閑乗寺公園の駐車場に着く。ここが八乙女山の5合目だ。辺りはまだ夜闇に包まれている。展望台から見える夜景が美しい。少し明るみ出した6時25分に出発する。

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八乙女山へは約2.5kmの道のり。登山道は階段がしっかりと整備されている。雪はほんのわずか。滑らないように注意して歩く。出発から約1時間、山頂手前の展望台に到着。朝焼けが美しい。

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反対側は、砺波平野の散居村。広い田んぼの中にぽつぽつと民家が建っている。

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標高700m近くになると、膝下程度の積雪となる。木の上にもボコボコと雪が乗っており、冬山らしい雰囲気である。

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道宗道は、幾多もの山を縦走していく。7時40分に早乙女山(756m)を通過したら、次に目指すは大寺山(918.9m)である。左右に広がる景色を楽しみながら進む。この辺りの山は見ても名前が全く分からない。

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9時20分に大寺山到着。途中、雪板を持った2人組に会った。

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雪はますます増えてくる。木の上の雪をポールで突くと、雪が落ちるとともに枝が跳ね上がる。その様子が面白くて、何度も木の上の雪にちょっかいを出した。

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大寺山を越えたら、次の山は扇山(1033m)だ。スタートから5kmは歩いている。赤祖父山あたりまでは行きたいな。

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大寺山方面を振り返ってみる。なだらかな山容で、雪を纏った木々が美しい。

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10時20分に扇山に到着し、今日の目標である赤祖父山(1030m)へ向かう。気温が上がって雪が重くなり、ラッセルがかなりきつい。しかも、分岐を間違え、道宗道のさらに先へと続く道に足を踏み入れていた。おかしいと気づいてすぐに引き返す。

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10時50分に赤祖父山に到着。青空が広がって綺麗である。写真中央より左側のピークが、道宗道のさらに先にある高清水山(1145m)。かなり遠い。ちなみに、さらにその先は、高落葉山(1122m)であり、もう少し行けば、五箇山相倉集落だ。

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11時20分に下山開始。青空と雪のコントラストが美しい。

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下りは早いが、なんせ長い。ラッセルも飽きてきたが、歩き続けるしかない。

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大寺山の一本ブナに寄り道してみる。巨大で立派なブナだ。抱きついて大地のエネルギーを分けてもらった。

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散居村をアップで撮ってみる。

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右手(東側)には庄川が流れ、秘湯である大牧温泉も近い。

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14時31分、長い下りが終わり、駐車場まで戻ってきた。展望台からの景色が美しい。

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帰りの車内で、立山連峰が綺麗に見えた。僧ヶ岳、毛勝山、大明神山、剱岳立山、鍬崎山、薬師岳、、、。西日に照らされて明るく輝いていた。

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若干風邪気味だったが、山で身体をしっかり動かしたら、すっかり治ったようだ。山はまさに心と体の元気の源である。