自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

検査結果はいかに...?

今朝は朝一番に家を飛び出し、病院へ向かった。先日の24時間心電図や採血の結果を聞きに行くためだ。その病院は、8時から番号札を配布している。8時5分に着いたのだが、取った番号札は5番。受付開始5分で、4名も先客がいるとは驚いた。診察開始時刻の9時までは車の中で待つ。その後もどんどん来院者が増え、あっという間に30名近くになった。

 

5番目なので、あまり待たされることなく、診察室に呼ばれた。まずは、血液検査の結果である。きっと大したことはないだろうと予想していたが、予想を裏切られた形となった。

 

ある一つの数値が基準値を越えていた。それは抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)である。16(IU/mL)未満が正常なのだが、私は20(IU/mL)となっていた。先生曰く、これは免疫システムが何らかの原因で、敵ではない甲状腺を敵だと認識して攻撃しているため、とのこと。病名としては、「慢性甲状腺炎」になる(後で調べて分かったのだが、通称”橋本病”である)。自己免疫疾患の一つだ。現状は問題ないが、将来的に、甲状腺がやられて機能が低下する可能性があるため、毎年採血検査して経過観察することになった。

 

次は24時間心電図の検査結果。こちらは、上室期外収縮と呼ばれる不整脈が3回見受けられた。これは、一定間隔で打たれるはずの脈の間隔が一定でなくなる不整脈とのこと。タンタンタンタンというのが正常とすれば、タンタターンタンというのが上室期外収縮である。原因は、心臓の組織にできた小さな傷によって洞結節からの電気信号の伝わり方が変になるためである。とはいえ、1日で10万回も動いている心臓。たった数回の不整脈は誰でもあり得るので、これくらいは異常なしとのことであった。心臓には問題がなかったということが分かり、大いに安心できた。

 

ところで、24時間内の最高心拍数は、登山中の184回/分であった。ちょっと高めだねとは医者のコメント。あの日はかなり急いで登ったからなあ。これからは、あまり無理せず、心臓をいたわりながら登ろう。

 

というわけで、動悸がするということが発端となった今回の受診では、心臓に問題はなかったが、甲状腺に問題があることがたまたま見つかった。このような経験は2回目だ。1回目は胆石で、その時も肝臓のエコー検査をしていてたまたま見つかったものである。

 

万を超えるとされる人間の病気。それらに一つも罹患することなく生きていく方が難しい。健康な人でも詳しく調べれば、きっと一つや二つくらいは異常が見つかると思う。今回、たまたま異常が見つかったのは、早期発見できてラッキーだと捉えるべきだろう。自分の体とうまく付き合いながら、大病もせずこれまで生きてこられたことに感謝しながら、これからも一日一日を大切にして生きていこう。