自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

波乱万丈の東京出張 -1日目-

今日から1泊2日の東京出張である。5時半に起床し、そうめんを急いで食べて、家を飛び出す。黒部宇奈月温泉駅から始発の新幹線に乗車する。

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遠くの山々が白くなっていた。冬がすぐそこに迫っている。新幹線の中では寝たいが、特許公報を1000件チェックするという仕事があったので、ずっとPCとにらめっこであった。

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東京に着いたら、急いで学芸大学へ向かう。ここにある某会社に往訪するのが第一の仕事である。

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そこの会社では、代表取締役から2時間ほど様々な話を伺い、今後の仕事に大いに役に立つ情報を得ることができた。12時になり、会社を後にしようとしたその時、「ご飯でも食べながら雑談しましょう」と声をかけて頂いた。一瞬、「あっ」と思ったが、今後お世話になるかもしれない会社の社長である。素直についていった。

 

実はこの日、中目黒で勤務する友人と昼ごはんを一緒に食べる約束をしていた。なので、慌てて友人に、「ごめん、13時くらいになりそう。無理だったら遠慮なく言って!」的なメールを送った。色々話したいこともあったし、その友人と一緒にご飯食べたいのは本心であったが、心の中では、「13時はちょっと難しいかも」という返事をちょっと期待していた。

 

現実になるかもしれない13時からの2度目のランチに備え、私は、軽めの野菜ラーメンを注文した。だが、社長さん、親切心から餃子2人前を勝手に注文してくれる。ありがたいが、これはやばい。

 

ちらっとメールを確認すると、友人から「大丈夫!」との無邪気な返事。ますますやばくなってきた。12時にラーメンと餃子を食べ、13時にもう一回ランチとか有り得ない。お腹が爆発してしまう。

 

12時40分頃になり、社長さんに「午後から展示会に参加するため、東京ビックサイトに行かなければならないので、そろそろ...」と切り出し、レストランを後にした。すると、社長さんが「目黒駅まで送ってあげますよ」と。

 

というわけで、13時に私は目黒駅にいた。友人にメールする。何か理由をつけて断るのもアリと思ったが、友人を13時まで待たせておいて、ドタキャンするのは最低だ。とりあえず、目黒と中目黒の中間である恵比寿で待ち合わせすることにした。もともと中目黒でランチの予定だったので、友人を恵比寿まで呼び出してしまった。ますます後ろめたい。

 

もう13時であるし、次に予定が入っているのを友人も知っているので、軽めに済まそうと言ってくれた。天使である。目に入ったのはSoup Stock Tokyoだ。スープなら食べられる。だが、13時にもかかわらず、結構の混み具合。諦めて上階にあるレストラン街に行くことに。結局、串の坊 恵比寿アトレ店でランチすることにした。

 

よりによって串カツである。炭水化物のダブルパンチの上に油物である。お腹を空かせ、美味しそうに串カツを頬張る友人に対し、私は串カツをゆっくりお腹に押し込んでいく。全くの馬鹿野郎である。それでも、仕事の話や恋愛の話など色々話せて充実した時間であった。そして何より、吐き気を催すことなく、完食できた。

 

小一時間で切り上げ、友人は仕事に戻り、私は東京ビックサイトに向かった。お腹は膨れているが、気持ち悪い訳ではない。会場に着き、2時間半で20社ほどの展示を見て回った。上司や先輩から見てこいと言われた展示については全て回ることができた。

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17時。東京ビックサイトを後にする。夕焼けが綺麗だ。次の予定は、有楽町で18時30分より始まるセミナーだ。お腹がまだ減っていないので、電車には乗らず、豊洲までぶらぶら歩いていくことにした。それにしても荷物が多い。鞄、傘、展示会でもらった資料。腕がちぎれそうになる。

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セミナーは「交渉力」に関するもの。この後、いきなり実践することになるとは予想だにしなかった。セミナーが終了したのは20時半。ここで、やっと空腹感を感じた。だが、何も食べず、とりあえずホテルに向かう。

 

ホテルのチェックイン時に一悶着あったのである。宿泊費の一部をじゃらんポイントで支払ったため、領収書がフロントで支払った金額になっていたのである。正規の宿泊料金で領収書出してくれませんか、とお願いするも、じゃらんのホームページから出してくださいとのこと。

 

仕方なく部屋に戻り、じゃらんを開くが、オンライン決済でないと領収書は出せないようだ。そこで、もう一度フロントに戻り、じゃらんでは出せないことを伝えると、正規の宿泊料金で領収書を出してもらえることになった。だが、もらった領収書を見ると、手書きでじゃらんポイント●●p使用とわざわざ書いてある。この領収書を会社に提出したところで、ポイントを使用した分は払ってくれないことはないとは思うが、「これ、書かないようにできませんか」と訊くと、できないの一点張りである。「以前泊まったルートインでは、支払いの内訳など全く書かれませんでしたよ」「書かなかったところで、あなた側には何の害もないでしょう」と交渉するも、「できません」としか言わない。

 

結局、上司に確認を取ってもらい、チェックアウトの時に領収書をもらうことになった。ホテル側の対応は正論で責められるものではないが、頭が硬い・くそまじめとしか言いようがない。内訳を書かずに領収書を出せば終わりだったのだから。この件から、今後はこのようなトラブル回避のため、出張では二度とポイントを使用しないと決めた。

 

朝早くからの移動、ダブルランチ事件、重い荷物を抱えての移動、領収書事件。心も体も疲労困憊であった。だが、2つの事件を通して、社会勉強になったのは良かったと思う。リンゴを一つ食べ、ベットに倒れこんで眠った。

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