自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

超絶スリリングな低山 - 権現岳・鉾ヶ岳 -

今年は本当に天気に恵まれない。この3連休もぐずついた天気となった。当初、今日は境川上流の寺谷を遡行する沢登りの予定であったが、昨日の大雨の影響で水量が多く、気温も低いため、断念した。そこで、急遽計画を変更し、糸魚川まで足を伸ばして、権現岳〜鉾ヶ岳を縦走する一般山行を決行することにした。

 

朝5時に出発する。朝日ICで高速に乗り、能生ICで降りて県道246号線を行く。私の車を鉾ヶ岳登山口にデポし、もう一台の仲間の車で権現岳登山口に向かう。途中、権現岳の山容を見ることができた。荒々しく、険しい山である。

 

7時8分、車から歩き出す。標高は約390m。まもなく登山口があり、登山計画書を記入する。7時15分、登山開始だ。

f:id:chocomountain:20161010195508j:plain

 

スタートからなかなかの急登で高度を上げていく。7時38分、「ここで一休み」と書かれた標識に到着。向かいに白滝が綺麗に見えている。

f:id:chocomountain:20161010195520j:plain

 

能生川沿いの集落も確認できる。

f:id:chocomountain:20161010195756j:plain

 

登山道は勾配を増していき、固定ロープの連続するスリリングな登りとなる。

f:id:chocomountain:20161010195820j:plain

 

手がかり、足がかりはしっかりしており、一歩一歩着実に登っていく。

f:id:chocomountain:20161010201012j:plain

 

8時15分、胎内洞を通過し、小休止。胎内洞は、複数の巨岩の隙間を進んでいく、アドベンチャー要素満載のポイントだ。

f:id:chocomountain:20161010201020j:plain

 

胎内洞から先も気が抜けない急登が続く。ロープはできるだけ使わず、自然にある岩や枝のみで登ることを心がけてみた。

f:id:chocomountain:20161010201040j:plain

 

濡れた岩は滑りやすく、危険である。

f:id:chocomountain:20161010201043j:plain

 

白滝がずいぶん低くなった。

f:id:chocomountain:20161010201050j:plain

 

日本海がうっすら見える。

f:id:chocomountain:20161010201100j:plain

 

はさみ岩などの小さな難所を無事に越え、8時40分、白山権現まで来た。絶景だ。

f:id:chocomountain:20161010201105j:plain

 

山頂まで最後の一踏ん張りである。

f:id:chocomountain:20161010201132j:plain

 

9時1分に権現岳山頂(1104m)に到着。ガスがかかってしまい、視界は良くない。

f:id:chocomountain:20161010201147j:plain

 

山頂にある、山の方角と標高を示した案内板。間違いだらけである。杓子岳の標高が3812mとなっている。富士山より高いではないか。

f:id:chocomountain:20161010201156j:plain

 

これから向かう鉾ヶ岳方面は、ガスの中。仙界のようだ。

f:id:chocomountain:20161010201606j:plain

 

権現岳山頂で20分ほど休憩し、先へ進む。いやらしいヤセ尾根が続く。

f:id:chocomountain:20161010201604j:plain

 

1289mピークのトッケ峰直下。ほぼ垂直の岩場を行く。

f:id:chocomountain:20161010201607j:plain

 

この山域は険しい箇所がとにかく多い。

f:id:chocomountain:20161010201657j:plain

 

トッケ峰から鉾ヶ岳までは、約100m下ってからの登り返し。樹林帯の切れ目から上越方面が望めた。

f:id:chocomountain:20161010201703j:plain

 

10時51分、鉾ヶ岳山頂(1316m)に到着だ。

f:id:chocomountain:20161010201718j:plain

 

山頂にはトタン板で造られた避難小屋があるが、中は鳥の糞にまみれていた。

f:id:chocomountain:20161010201722j:plain

 

11時20分に下山開始。緩やかな部分では軽快に下りていくが、突然目の前に現れたドームは金冠山(1140m)。

f:id:chocomountain:20161010201737j:plain

 

金冠山からは、崖のように切れ落ちた尾根を下りる。ロープを持って一歩一歩下りる。左右に振られないよう注意だ。

f:id:chocomountain:20161010201744j:plain

 

スリリング極まりない。

f:id:chocomountain:20161010201757j:plain

 

標高はまだ1000mほどあろうか。

f:id:chocomountain:20161010201807j:plain

 

核心部が終わると比較的穏やかな道となる。所々いやらしいので、慎重に行く。

f:id:chocomountain:20161010201915j:plain

 

13時8分。鉾ヶ岳登山口に到着。お疲れ様でした。

f:id:chocomountain:20161010201921j:plain

 

本日の行程だ。

f:id:chocomountain:20161010231414j:plain

 

車で権現岳登山口まで向かってもう一台の車を回収し、権現荘で温泉に浸かった。

f:id:chocomountain:20161010230929j:plain

 

天気はイマイチであったが、スリリングな登山を存分に堪能できた。