絶景！ 渋峠 (2172m)
目覚めて時計を見ると、まだ深夜2時過ぎであった。もう一度寝直そうとするが、ワクワクして寝られない。今日は、軽井沢に行くのだ。
当初の予定では糸魚川市街より国道148号線に入り、白馬村や長野市を経由するルートを取る予定であった。だが、今出発すれば、ずっと気になっていた国道292号線の渋峠に寄り道できることに気付く。ということで、寝直さずに起きて支度を整え、午前3時20分に家を出発した。
深夜の国道8号線をひたすら東進する。道の駅マリンドーム能生で少し休憩し、仮眠した。あっという間に東の空が明るくなってくる。上越市街で国道18号線に入った。
正面に聳え立つ山はおそらく妙高山・火打山であろう。この先すぐに国道292号線に入る。
静かな山間部を走り抜けて長野県に入り、飯山市街地を抜ける。澄み切った青空だ。
これから向かう方角には高い山。どんな景色が待っているのだろうか。
中野市を抜け、山ノ内町に入ったら、いよいよ志賀高原〜渋峠への長いヒルクライムが始まる。
早朝なので車も少なく、快適なドライブだ。
徐々に標高を上げていく国道。あっという間に標高は1000mを越えた。天に向かって走っているようだ。
爽やかな朝の志賀高原を走り抜けていく。
標高は2000mを越えた。車窓からこんな絶景が望める。気温は12℃と冷涼である。
本当に美しい。深夜に出発して正解であった。
よくこんな高所に道を通したものだ。
8時30分。渋峠付近で車を停め、横手山までちょっと散策してみることに。
振り返るとこの景色。360°見渡す限り山々に囲まれている。
15分ほどで山頂に到着。彼方に雲海が広がっている。
こんなに空が近い。夜明け前はきっと満点の星が見えていただろう。
奥に見えるのは北アルプスのはず。
9時。渋峠に戻って車に乗り込む。もう少し先に行った場所に日本国道最高地点がある。
東側には芳ヶ平。秋はきっと紅葉が素晴らしい。
白根山方面。
芳ヶ平では、草原にまばらに木が生えている。メルヘンチックである。
富山の弥陀ヶ原を彷彿とさせる景色である。
標高はぐんぐん下がり、再び森林の中の道となる。
草津町を抜け、長野原町で国道146号線へ。この街道は日本ロマンチック街道と名付けられているようだ。群馬県にある北軽井沢を抜け、再び長野県に入る。無事11時前に軽井沢駅に到着した。
今日走った渋峠周辺の道路は、日本屈指のドライブコースだ。四季折々の自然が楽しめる。違う季節にもまた訪れてみたい。
