自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

大日平 〜曇天からの大雨〜

今日は会社の人と行く日帰り山行第2弾である。前回の南保富士から4週間、はや2回目の開催となった。もともとシリーズ化する予定はなかったのであるが、おじさんおばさん3人の勢いに押された形となった。今回の参加者は5名、称名〜大日平の往復である。標高差は750mほどあり、標準タイムは片道3時間と、前回の約1.5倍の運動量となる。

 

9時5分に称名駐車場を出発。称名滝へ続く舗装路を歩く。私は、2月にmontbellで買った新しいトレッキングシューズを初めて履いた。履き古したシューズは、防水性もグリップもかなり落ちているため、新調したのであった。トレッキングシューズは硬いので、初めて履く場合、特に靴ずれを起こしやすい。そのため、私は靴下を2枚重ねで履いた上にトレッキングシューズを履くことにしている。この方法により私は、これまで皮が破けるほどの靴ずれを経験したことはない。

 

9時20分、大日岳登山口を出発する。はじめは緩やかな道が続くが、途中から急登となる。登山道の両側には緑が盛んに生い茂る。草木の生命力にはいつも驚かされる。

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10時10分、猿が馬場に到着。ベンチに腰掛け5分ほど休む。ここから牛ノ首までも、急登が続く。10時35分に牛の首。ここからは尾根道となる。足を滑らせないよう、慎重に歩く。

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10時55分、大日平の木道に乗る。ここから大日平山荘までは、ほぼ平坦な道が続く。途中、チングルマやイワカガミが咲いていた。適宜休憩しながら進む。

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大日岳方面を仰ぐ。もう雪はほぼない。

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木道の上にきれいな標識がある。奥の山は左が薬師、右が鍬崎。

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後ろを振り返ると、富山平野がうっすら見えていた。

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11時50分。大日平山荘に到着である。木製のテーブルを囲んでのランチだ。私は、梅おにぎり1個、トウモロコシ1本、茹で卵1個、トマト1個、きゅうり2本、ソーセージ1本を食べた。特にトウモロコシはみずみずしく、甘みも抜群で美味しかった。楽しく食事をしていたその時、急に雨がぱらつき始めた。12時20分ごろの出来事である。テーブルの中央に立っているパラソルを開く。

 

Sさんが、ザックの中からカリンバを取り出し、奏で始めた。アジアンな雰囲気に包まれる。癒し系の音色だ。

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12時30分。荷物を片付け、雨具を着る。私は、上にウィンドブレーカーを羽織るだけとした。下山前に山荘の裏から徒歩1分で行ける不動滝の展望台に寄り道した。雪解けが終わったのであろう、弱々しい流れとなっていた。

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下山中、ずっと雨に降られた。しかもなかなかの大雨だ。猿が馬場で小休止した以外はずっと歩き続けた。牛ノ首からの下りは慎重にならざるを得ない。

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雨に濡れた葉っぱの緑は深みを増していた。

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14時20分。登山口まで戻ってきた。後半はずっと雨であったが、それもまた風情を生み、良い山行となった。

 

帰りは吉峰温泉に寄る。浸かると、ぬるぬるした感じが素晴らしい湯であった。