能登半島の旅 -後半-
昨夜は、雨も風も強かったようだが、非常によく眠れた。目覚めの良い朝となった。本日は、輪島から高岡まで抜けるつもりだ。距離的には昨日より短く、ある程度余裕を持てるかなと考えていた。
朝ごはん(またもやラーメン)を食べた後、近くの鴨ヶ浦に立ち寄る。奇岩がたくさんあるが、風が強くてたまらない。そそくさと見て回ると輪島の朝市に向かった。輪島の朝市は1000年以上の歴史があるのだとか。たくさんのおばちゃんが、道端に露店を構えているではないか。なんとも懐かしい光景だ。
えがらまんじゅうを一つ購入して、食べ歩く。クチナシで黄色に染められていておしゃれだ。売店にも立ち寄って、お土産も購入した。さらに歩いていくと、素敵な手作りの品を置いているおばちゃんの露店を見つけた。竹を使ったおしゃれなインテリアだ。枝をS字に折り曲げていて、途中にこれまた手作りの風車が付けられている。下の竹筒はペン立てになる。1000円だったが、迷わず購入した。早速、ペン立てとして机の横に置かせてもらっている。
輪島の朝市で買い物を終え、輪島を後にする。本日は細かい観光スポットが目白押しだ。ダイジェストで流していこう。
ゾウゾウ鼻
男女滝
琴ヶ浜(砂が確かに鳴いた!)
ヤセの断崖
義経の舟隠し
午前中はここまで。お昼は「レストランてらおか風舎」で能登牛を頂く。柔らかくてジューシーな牛肉であった。
さて、しっかり食べたら午後の旅が始まる。
世界一長いベンチ
機具岩(はたごいわ)
巌門
旧福浦灯台
福浦漁港
千里浜なぎさドライブウェイ
本日は距離こそ短かったものの、観光名所がたくさん散らばっていたおかげで、少し走っては観光という慌ただしい一日となった。でも、映画『リトル・マエストラ』のロケ地となった福浦漁港を訪れることができたのは良かった。昔ながらの雰囲気が残る温かみのある小さな集落であった。
すべての観光を終え、国道415号線を東進し、氷見市に入る。今夜は「雨晴松太枝浜キャンプ場」で幕営する。その前に温泉だ。氷見温泉郷総湯に立ち寄る。塩化物強塩泉で、昨日とはまた違った泉質だ。温泉から上がり、近くのスーパーで今夜の食材を買ってからキャンプ場に向かう。午後7時を回っており、ほぼ暗くなっていた。ランタンや懐中電灯の明かりを頼りにテントを設営する。もう慣れたもんだ。
夜はまたもや鍋。今宵はスーパーでふぐを手に入れたので、ふぐ鍋だ。柔らかく優しい味だった。午後9時すぎまでたらふく食べた。近くを少し散策した後、テントに入って就寝の準備。能登半島は大きかったな。