読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

帰路につく

夕闇の迫る東京の街は、独特の風情があった。結婚式が終わったその日の夜は、学科の友達の家で飲んだ。持って行った日本酒も喜んでもらえたようで何よりだ。新郎新婦が手配してくれたホテルで一泊し、翌日の日曜日には帰路につく。行きは2日かけて来た距離を1日で帰らねばならない。

f:id:chocomountain:20160427201846j:plain

 

行きとは少し違うルートで帰ることにした。ひたすら17号線を北上し、三国峠で群馬から新潟に入るコースだ。午前9時すぎに車に乗り込む。鴻巣あたりまで車は多かったが、流れはスムーズである。熊谷バイパス、上武道路を経由し、群馬に入る。そして、赤城山の西を通り、渋川市沼田市みなかみ町へと進む。お昼ご飯をどこで食べるか悩みどころであったが、新潟に抜けてから摂ることにした。

 

三国峠を越えると気温も天候もガラリと変わった。それまで曇っていたのが晴れに変わり、気温は3℃近く低くなった。湯沢町を駆け抜け、道の駅みつまたで昼食を摂った。チャーシュー丼である。炙っているおかげで、香ばしく非常に美味であった。

f:id:chocomountain:20160427201642j:plain

 

第一の目的地である清津峡まではもうあと少しである。観光トンネルがあり、入坑料は600円である。トンネルの壁に貼られた写真や水墨画、渓谷の解説を見ながら奥に進む。展望台が4つある。3番目の展望台が一番良かった。蛇行する川とそびえる柱状節理が見事である。清津峡はこれよりずっと奥まで12km程続いているようだ。渓谷美をしっかり堪能するには登山する必要がある。今回は無理だが、いつか機会があったら登山しに来てみたい。

f:id:chocomountain:20160427202237j:plain

 

続いて向かうのは「美人林」である。ブナの森であるが、入るなりその美しさに圧倒された。新緑が鮮やかで、鳥の鳴き声が響き渡る。さっきまでとは別の世界に迷い込んだような錯覚を覚える。

f:id:chocomountain:20160427202605j:plain

 

奥まで歩いてから、戻る時、若い女性4人組が歩いてきた。新緑の森の中を女性4人が一列に並んで歩いてくる姿は絵になる。すれ違う際にどちらも挨拶しなかったが、今思えば声でもかければ良かった。旅先での人とのふれあいはまさに一期一会なのだ。

f:id:chocomountain:20160427202656j:plain

 

美人林に感動した後は、星峠の棚田に向かう。なんでも日本一の棚田であるとか。心踊る。目に飛び込んできた景色がこれだ。田植え前なので、少々寂しいが、水を蓄えた一つ一つの田んぼが空の青や雲を反射して美しい。

f:id:chocomountain:20160427203351j:plain

 

観光したかったところはこれですべてだ。時刻は夕方の5時を過ぎていた。後は家に帰るだけだ。まずは上越市を目指す。夕日が真正面にあり、非常にまぶしい。上越市街を抜けると海沿いの道となる。ちょうど太陽が水平線へと沈み込むところだったので、車を停めて写真を撮る。夕日を見るたびに写真を撮りたくなる。夕日はいつ見ても美しいものである。

f:id:chocomountain:20160427203544j:plain

 

もう少し進むと道の駅うみてらす名立があり、そこのレストランの評判が高いようだ。本日の夕食はそこで摂ると決めた。着いてみると、噂通り美味しそうなレストランだ。しかも価格も良心的である。入り口に展示してあった「謙信勝負飯」に惹かれ、注文する。このボリュームで1800円(税抜き)だ。左上の釜飯(おそらく鯛)が感動的な美味さであった。良い出汁が出ていて、優しい味である。

f:id:chocomountain:20160427204132j:plain

 

食べ終えた頃には時刻は夕方8時近くになっていた。家まではあと2時間程度である。長かった旅も最後の時が近づく。楽しかった3日間を回想しながら帰路についた。