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自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

就活や研究室時代を振り返る

昨日の山行で、ちょっと足が筋肉痛になっている。これぐらいなら、一日で治るであろう。今日は、のんびり読書の日である。

 

私は、図書館によく行く。いろんな本が無料で読めるし、リラックスできる空間がある。今日は、長谷川修司 著『研究者としてうまくやっていくには』を読んだ。

 

主に大学に残って研究する人向けの本だが、大学に残らずに就職を選んだ自分にとっては、大学時代を振り返りながら、自分の選択が正しかったのかを考えさせられる本であった。

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研究は非常に非効率的であり、数ヶ月何の進捗がないことだってある。でも、何かがきっかけとなって、一気に進展することもある。私の場合、修士1年の時が進捗のない辛い時期であった。先生にプレッシャーをかけられ、研究があまり楽しくなかった。そんな中、就活の時期を迎えた。大学に入学した頃は大学に残って、研究者として食べていこうと漠然と考えていたが、研究の厳しさを知った私は逃げるように就職することを選んでいた。だが、研究があまりうまくいっていないことから自信喪失になっており、面接でたくさん落とされた。幸いにも、早い段階で今の会社から内定をもらっていたことで、精神的には楽であったが、より志望度の高い企業は全てダメになった。

 

就活も満足いく結果が得られず、かなり落ち込んでいた。この頃、視野がかなり狭くなっていたのだろう。たかが就職で人生が決まってしまうはずなんてないのに、行きたかった企業に行けないという現実に、ただただ落ち込んでいた。その年のゴールデンウィークは両親と九州に旅行に行った。現実を全て忘れて4日間思いっきり遊んだ。いい気分転換になった。

 

それから、私は心機一転、研究に打ち込むことを決意した。そして、しばらくすると上手くいくかもしれないという手応えを得た。それからというもの、研究が楽しくなってきた。上手くいかなくても、次のアイデアがどんどん浮かび、どんどん実験が捗った。もう夢中であった。一日12時間も研究室にこもっているのに、辛くない。むしろ楽しい。結果がどうなるのか楽しみで仕方ない。いくつかあると思われた難関を無事突破し、自分でも満足いく成果を得ることができた。完全燃焼である。修士論文を書き上げた頃、むしろ就職するのが惜しいという気持ちまであった。

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就職して早1年。会社でも研究させてもらっているが、アカデミックなものとはかけ離れていて、物足りなさを感じることがある。楽しいことは楽しいが、大学にいた頃のようなワクワク感はあまり感じない。ルーティン的な仕事も多い。自分のやりたい研究とは違う気がする。大学に戻って博士課程に進学するのもアリなのかなと考えたりもする。

 

しかし、当たり前であるが、博士号を取得するのは、生易しいことではない。相当な覚悟が必要である。先生からテーマを与えてくれる(ことが多い)修士課程までとは違い、自分で研究テーマを主体的に見つけ、進めていく必要がある。果たして自分にそれができるのか。仮に大学の時にいた研究室に戻って博士課程を取ることをイメージしても、何の研究をすれば良いか分からない。修士までのテーマはあれでひと段落した。あれからどう発展させようか。それとも全く別のテーマにしようか。こんなのでは、博士課程に進む資格はあるのだろうか。

 

また、プロの研究者として食べていくのもたやすいことではない。コンスタントに成果を出さなければいけない。いくつもの引き出しを持ち、小さな成果をコツコツ出し続けることが必要である。正直、今の自分にそのような自信はない。

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まとめ。今の仕事はそれなりに楽しいし、今すぐ大学に戻ろうとは思わない。まずは今できることに打ち込むこと、それだけだと思う。打ち込んで初めて見えてくることがきっとある。山登りだって、本気で打ち込んでいるからこそ、今はたくさんの「これやりたい」がある。仕事だって同じはずだ。もし、あと数年働いてみて、何も見えてこなかったり、やっぱりなんか違うと感じたりしたら、その時は真剣に悩もう。ただ、今のモヤモヤする気持ちは大事にしておきたい。信頼の置ける人に相談したり、アカデミックの研究について情報収集したり、といった行動は今からしておこう。