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自由気ままに 〜山、旅、心〜

山登りの記録や、旅の記録、日常生活の中で感じたことをのほほんと綴るブログ

大明神尾根より目指す毛勝山 -1日目-

2月に計画されていた冬の僧ヶ岳フリーアタックは悪天候のため、中止となった。今年は天気に恵まれない。今回の山行も、天気が気がかりであった。当初の予定では19日入山であったが、雨のため、一日繰り下げとなったのである。

 

今回は、大明神尾根から毛勝山を目指すという1泊2日の山行だ。もともとは大明神山(2083m)までの計画であったが、雪や天気の状況次第で、毛勝山も狙えなくはないということで、毛勝山を目指すつもりでいた。私自身、毛勝山の山頂には未だ立ったことがないので、絶対に毛勝山まで行きたいと意気込んでいた。

 

参加者は冬山に何度も連れて行ってくれたYさん、先週に一緒に途中まで下見に来たDさん、と私の3名である。

 

5時50分。片貝第二発電所から歩き始める。県道132号線上には雪はもうあまり残っていないが、鎖が掛かっているため、車はこれ以上入らないのだ。小雨が降っており、うっすらガスがかっている。南又林道分岐付近まで歩いてワカンを装着する。

 

7時15分。片貝第四発電所に到着した。ここから一気に登って尾根上を目指す。

 

7時40分。大汗をかきながらも尾根に到達し、小休憩する。標高は約630mだ。貯水施設の裏にある斜面を100mほど登ると杉の植林帯に入る。緩やかで広い斜面だ。ガスが出ていて、視界は効かないが、雰囲気は最高に良い。仙界へと足を踏み入れているかのようである。標高1000m付近で植林帯は終わる。

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9時40分。標高1149m地点。ここから40mほどはヤセ尾根かつ傾斜が急であるため、雪がほとんどついていない。枝につかまりながら慎重に登る。ヤセ尾根から先も雪庇が北側(左側)に張り出しており、気が抜けない。

 

10時55分。標高1404mの大沼山に到着である。ここから先も尾根はやや細く雪庇を避けるため、南側の斜面をトラバースしつつ進む。ガスが晴れつつあり、雲の隙間から青空も見え始めた。

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11時40分。標高1525mのジャンクションピークだ。片貝山荘から南に伸びる尾根と合流している。南東方向に伸びるヤセ尾根を行く。雪庇の張り出しはもちろん、笹薮も出ており、いやらしい箇所であった。その先は尾根が再び広くなる。幕営予定であった1625mのピーク付近まで来てしまった。まだ12時台である。もう少し先に進むことにする。

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13時30分。1793mピーク手前の1750m付近で幕営することにし、本日の行動を終了する。ここから大明神山までは幕営に適した場所がなさそうとの判断からだ。また、これ以上先まで重荷を担ぎ上げるのは、明日の下山を考えると合理的ではない。風をもろに受けなさそうな場所を選定し、念入りに整地する。スコップで雪を掘ってブロックを作っては積み上げて壁を作る。初めての雪上でのテント設営であった。

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14時30分にはテントに入る。時折、乾雪がテントを叩く。水を作ったり、ラジオを聴きながら天気図を作成したりする。予報では、明朝まで雨または雪、その後天気は回復するとのことで、一安心である。

 

夕食は鳥鍋である。とっても美味しく、3杯もおかわりした。お腹いっぱいである。明日は、荷物を軽くして毛勝山まで往復し、テントを撤収して下山だ。地図によれば、幕営地から毛勝山山頂までの距離は、第四発電所からここまでの距離よりも少し短い。今日のペースで行けば、何とかたどり着けるであろうと考えていた。しかし、実際には...。

 

20時就寝。緊張なのか興奮なのか、あまりよく眠れなかった。夜半にかけて細かい雪が降り続いた。テント内では結露が凍っていたが、思っていたほどひどくはなかった。