中華料理屋での出会い

近くの中華料理屋さんに行ってきた。店員さんも皆中国の人らしく、店内には中国語が飛び交っている。750円のサービスランチを頼む。ものの数分で料理が運ばれてくる。量も多く、コスパが良い。近くに店員さんが来たので、どこの出身ですか？と訊くと遼寧省だと帰ってきた。出身の江蘇省とは随分遠い。日本で同郷の人に会うと親近感からか話がしやすい。その店員さんとも短い時間だが、色々しゃべった。

 

近くに座っていた夫婦が店員さんと中国語で話している。こういう時、せっかくだから話しかけてみようかと思う。でも一瞬躊躇する。今回も話しかけるタイミングを失ってしまった。

 

食べ終わろうとしていた頃、再度チャンスがあったので、中国語分かるんですね、と話しかけた。すると、その妻の方は中国出身の方だった。日本語や中国語を教えていて、うちの会社もお世話になってるらしい。旦那さんもうちの会社の先輩と知り合いだった。今度ぜひ中国語教室に遊びにきてと誘われた。なんという縁だろうか。

 

新しい街に来て、会社以外に知り合いが一人もいない。そこから友達を作り、豊かな日々を過ごせるかどうかは自分の行動力にかかっている。改めてそんなことを思った。これからも話しかけてみようと思った時は躊躇せず、思い切って話しかけよう。そう誓った。何もないこともあるだろうが、そこから新しい世界が開けることもあるのだから。