今週も白馬にてスキー修行
今日も、山仲間からのお誘いでスキーに行くことになった。当初の予定は、上越にあるキューピットバレイスキー場に行く予定であったが、標高が高くないため、下部は雨になる懸念があった。そこで急遽、白馬方面に行くことになった。
だが、148号線で白馬へ向かう途中から、大雪に見舞われた。しんしんと静かに降っていて、視界も100m前後しか効かない。だが、それでも白馬へ車を走らせる。交通量は少なかった。
2駆の車だったため、坂道でスタックしながらも、なんとか白馬乗鞍温泉スキー場に到着することができた。かなりの大雪だったためか、9時を過ぎてもリフトが動き出さない。9時半頃から滑り始めることができた。
だが、ガス+大雪でコンディションは最悪。先日購入した「強力くもり止め!アンチフォッグ」の効果も虚しく、あっという間にゴーグルは曇ってしまった。だが、気温がそれほど低くなく、ゴーグルなしでも滑れる程度であったのは不幸中の幸いだ。
午前中は、No.5高速ペアリフトでラビットコースをひたすら滑った。特に最初は、ほとんど圧雪されていない斜面だったので、スピードは出ないが、ターンの度に脚を取られ、苦労した。色んな雪質があるのだ。「習うより慣れろ」である。
午前中はコンディションこそ悪かったものの、お客さんも少なく、先週教えてもらったポイントを意識しながら、6回ラビットコースを滑り、しっかり練習することができた。上部の急斜面では、ボーゲンやステムターン、下の緩やかな斜面では、ステムターンそして徐々にパラレルを。午前中の練習で、緩い斜面ならパラレルに近い滑りができるようになった。
11時にお昼ご飯を食べる。ラーメンとご飯のセットで1000円。
さすがは白馬。外国人のお客さんが多い。
午後からは天気が徐々に良くなり、お客さんも増えてきた。一度、里見ゲレンデの方へ行ってみたが、新雪でボコボコの斜面で滑りにくく、下部は緩やかでほとんど滑らないので、やはりラビットコースに戻ってさらに練習を重ねることにした。
最後の仕上げは、No.3高速ペアリフトでハイウェイコースへ。だが、急斜面と新雪に苦戦し、転びながら何とか降りてこられた。かなり上達はしたが、まだまだである。だが、やっとスキーに対するイメージが「怖い」から「楽しい」へと変化した。これからもたくさん滑って上手くなりたい。
白馬アルプスホテルにて入浴してから帰宅。
スキー上達のための忘備録
常に意識すべき点
1. 上半身の向きは常に斜面の下側(正面)に向ける
ターン毎に上半身の向きが左を向いたり右を向いたりするのではなく、常に上半身は正面を向けるように心掛けることが大事だ。ターン毎に体の向きが変わると、次のターンにスムーズに入れないからだ。上半身の向きは固定し、下半身の向きだけを変えるのである。
2. 斜面に乗り出すように重心は前へ、視線は遠くへ
初心者は恐怖心から、 どうしても仰け反ってしまいがちになる。だが、後ろに仰け反ってしまうと、コントロールがきかなくなる。斜面に対して正立するように、重心は前に置くこと。そのためにも、両手は体の前に置くようにする。また、視線は足元ではなく、滑っていく方向の遠くへ向けるようにする。
ターンの流れ
ターンの前半(谷回り)では、雪を外に蹴り出すイメージで、外側の足のかかとに体重をかける。この時点でエッジを効かせて減速できると理想的である。すなわち、ターンの前半でスピードを抑えるのである。
一方、ターンの後半(山回り)では、外側の脚にかけていた体重を戻していく。この時、上半身は常に斜面の下側(正面)に向けるように意識する。板と同じ方向に向かないように注意する。
効果的な練習メニュー
1. ボーゲン
基本中の基本である。だからこそ非常に大事でもある。体重移動で右ターン、左ターンを繰り返す。ターンの前半で外側の足のかかとに体重をかけ、雪を外に蹴り出すイメージで。体重をかける前に、一旦爪先立ちするように立つと体重をかけやすい。
2. ステムターン
ボーゲンからパラレルに移るための練習である。ボーゲンの状態でターンに入り、谷回りから山回りに入る瞬間に両脚を揃える。体は常に斜面の下側を向くこと。またすぐにボーゲンで次のターンに入る。
→ 体の向きと板の向きが同じになると、スムーズに次のターンに入れない。
→ 脚を揃える際、内側の脚を外側の脚に軽くピタッとくっつけるだけで良い。外側の脚に8割の体重がかかっているイメージ。
3. 横滑り
脚は横を向いていても体は常に下を向く、という原則を身につけるための練習。2枚の板とも横に向けて立つが、腰をひねり、上半身は斜面の正面下側に向ける。手は体の前、ストックの先端は板の少し斜面上側に来るようにする。この状態から、行きたい方向を見ながら、板のエッジを緩めてゆっくり横滑りする。
その他のメモ
1. スキーが怖いと感じる原因はスピードにある。自分が怖くないと感じる範囲にスピードを制御出来れば怖くないのである。そのためには、急斜面になればなるほど、こまめにターンをしてスピードを殺すことが大事になる。
2. 軽いリュックを背負ったまま滑ると良い。スキー中、喉が渇いたりお腹が減ったりする。昼食を摂るためのお金もいる。財布や飲み物、食べ物を入れておく小さなリュックがあると便利だ。軽いリュックであれば、背負ったまま滑ってもほとんど邪魔だと感じることはない。
3. 眼鏡やゴーグルの曇り止め対策は必須。目出帽を装着すると、鼻や口からの息が目の方に上がってしまい、眼鏡やゴーグルが曇りやすい。また、隙間から雪がゴーグル内に侵入することも曇りの原因となる。一度曇ってしまった場合は、建物内に入り、しっかり乾かして、屋内で装着してから再度外に出よう。また、外に出たら安易にゴーグルを付け外しせず、かけっぱなしにする。また、市販の曇り止め液を使用するのも手か(今度使用して効果を検証する予定)。
今シーズン初滑り in 白馬八方尾根
今日は、山仲間とスキーだ。私は今シーズン初滑りである。最強寒波により大雪警報が発令中だが、そんなことはお構いなしのようである。
6時半に集合し、車2台で白馬村へ向かう。参加人数は6人だ。沿岸部は10〜20cm程度の積雪であったが、糸魚川で高速を降り、山間部へ入ると急に雪が増える。小谷村ではざっと見た感じ50cm前後の積雪があった。
午前8時すぎに白馬八方尾根スキー場へ到着。リフト乗り場すぐ近くの駐車場に案内された。約11ヶ月ぶりに板を装着する。昨夕、公式サイトで見つけて印刷しておいた割引券を使ってリフト券を購入する。1000円の食事券付きの1日リフト券が5500円(通常6200円)である。
リフト券を購入したら、早速リフトで上へ。1本目のリフトはかなり長い。リフトを降りたらパノラマコースの下部である。
まずは、パノラマコースで練習である。ちなみに、私はスキー初心者である。昨年は3回滑ったが、人生で10回も滑っていない。未だに「転倒して膝を捻挫する」恐怖心を拭えていない。楽しく滑れるようになるには、恐怖心の克服と滑走技術の習得が必要不可欠である。
だが、今日のコンディションは最悪であった。風は強く、時折、雪煙が舞って視界が効かない。おまけにゴーグルや眼鏡が曇ってさらに何も見えない。仕方なくゴーグルを外すと何とか見えるが、気温はマイナス10度。すぐに目の周りが寒さで強烈に痛む。痛くなったら止まってゴーグルをかけて保温する。痛みが治まったら、また曇ったゴーグルを外して滑走する。延々とこの繰り返しであった。落ち着いて練習する余裕などなかった。
11時前にレストランに集合だ。各々滑っていたようだが、ベテラン陣も視界の悪さやゴーグルの曇りに苦戦していたようで、満足に滑られなかったらしい。レストラン内は多くの外国人のお客さん。さすがは日本を代表する国際スキー場だ。
香草チキン丼を注文する。980円なので、食事券でまかなえた。
お腹いっぱいになったら、気を取り直して再びゲレンデへ。朝よりは視界が効くようになっていた。そして、レストランで乾いたゴーグルは今度はあまり曇らなくなった。チャンスである。
すぐに、昨年の感覚を取り戻すことができた。そして、何より転倒による怪我の恐怖心を克服できた。小刻みにターンをして、スピードを殺して、恐怖を感じるスピードに達しないように制御すれば良いのである。これは今日の大きな収穫であった。
その後、一緒に参加していたベテランYさんがワンポイントレッスンをしてくれた。スキーの基本の基本を分かりやすく教えて頂いたのだ。初心者が特に意識すべきこと、上達する練習メニューなど。教えてもらった内容は、忘備録として別の記事にまとめておこう。
こうして、昼はしっかり練習でき、恐怖心の克服と滑走技術の向上ができたという点で非常に有意義な時間であった。14時過ぎに再び全員集合し、オリンピックコースIIで駐車場まで戻った。急斜面で何度も転んだが、スピードを制御できていたため、恐怖心はなく、楽しく滑り降りることができた。この感覚を忘れないうちに、また滑りに行きたい。
帰る前に山やスキーのお店を3店ハシゴした。まずはラッピー。
そしてフルマークス。
そして好日山荘。
私は何も買わなかったが、眺めているだけでも楽しい。先輩方はスキー板やザックなどを購入していた。
帰りの高速道路では、除雪作業車(追越し禁止)により速く走れず、解散は19時前になり、12時間以上の長旅となった。幸い、沿岸部の雪は大したことなかったようで、車も問題なく出すことができた。
越前海岸経由で富山へ
あっという間に帰省最終日が来てしまった。朝は荷物をまとめたり、車のお手入れをしたりして過ごした。車のフロントガラスの外側には撥水コート、内側には曇り止めコートを施した後、自転車を車に積み込み、空いたスペースにお土産などの細々した荷物を詰め込んでいく。
早めの昼食を食べて11時35分に出発だ。まずは、神戸淡路鳴門自動車道で神戸西ICを目指す。
神戸西ICで一旦降りて、一般道へ。舞鶴若狭自動車道の三田西ICを目指す。もちろん、通常は高速を降りる必要はない。単なる物好きなのである。行きも通った道の駅「淡河」を通過。
14時過ぎに、三田西ICより再び高速へ。小浜ICを目指す。
途中、うっすらと虹が出ていた。
三方五湖のほとりを通過する国道27号線を東進する。信号も少なく、スムーズに走れる。敦賀市に入ると快適な片側2車線の国道8号のバイパスとなっている。高速道路による時短効果が薄い区間と思われる。
敦賀市街地をバイパスで越え、国道8号線から、しおかぜライン(国道305号)に入る。しおかぜラインの途中で、越前の海の幸を頂くことを楽しみにしていたのである。
17時過ぎに目的地に到着。お食事処「あらいそ」だ。ところが、店は開いていなかった。昨日、わざわざ電話して、今日は開いていることを確認したのにも関わらず。すかさず、お店に電話を入れてみた。すると、しばらくしてから店の方が出て、ほんの少し前に店を閉めて外出中だと言う。しかも、1時間ほどは帰れないとのこと。たまげた。ここまではるばる来て、何という仕打ちだろう。
「あらいそ」での食事は諦め、少し手前にあった「河野シーサイド温泉 ゆうばえ」に戻ってみることに。「食事できます」との看板があったのを先ほどチェックしていたのだ。ところが、中に入ってみると食事は既に終わっているとのことだった。
ここで諦めてはいけない。Google Mapで付近のレストランを検索してみる。すると、口コミの数も多く、評価もそれなりに高いレストランを発見した。ところが、営業時間は17時30分までとなっていた。ここからその店までは約15km。現在の時刻は17時20分。間に合わない。
一縷の望みにかけて電話してみた。そして、ラストオーダーが17時30分であることを知る。到着が少しその時刻に間に合わないことも伝えた。すると、「今、注文する料理を決めて頂ければ、お作りしますよ」との返事。迷わず、2000円程度の定食を注文した。
電話を切って、車を飛ばして店へ向かう。寂れた冬の夜の越前海岸で夕食難民になりかけていた私を受け入れてくれたそのお店の名前は「海の幸食処えちぜん」であった。
店内に入るとたくさんの有名人のサインがあった。所ジョージやマツコ・デラックスのものもあった。
三連休の最後の日の閉店間際。店内には誰もいなかった。私が最後の客となった。
程なくして、若くて美人の店員さんが料理を持って来てくれた。お腹を空かせていたので、かぶりつく。お造りも美味しかったが、ぶり大根が超絶に美味であった。甘くて濃厚で、天国であった。このぶり大根だけを食べに、再び訪れたいぐらいだ。
お腹も心も満たされ、後は富山までの残り200km弱の距離を安全運転で帰るだけ。とはいうものの、やはり長距離運転は疲れによって注意力が散漫になったり、判断力が鈍ったりする。信号が赤に変わる場面で、通過すべきか止まるべきか何度も目測を誤った。幸い、車が少なく事故にはならなかったが、ヒヤリはあった。雨も時折強く降り、視界が悪かった。それでも、無事故で富山まで帰ることができた。
時刻は既に23時前。急いで車の中の荷物を部屋に移動させ、さっさと入浴して就寝。明日からは仕事なのである。波乱万丈の一日となった。
鳴門の絶品海鮮料理「びんび家」
時間の経過は早いもので、帰省も3日目を迎えた。今日は、お土産の購入がメインの仕事だ。徳島駅地下のお土産屋さんで、銘菓や和三盆を購入した。
そして、お昼は鳴門の「びんび家」にて食べることに。遅めの14時に店に着いたが、長蛇の列。ものすごい活況ぶりだ。母が列に並び、その間に父と二人で少し手前にあった農家の直売所を覗いてみることにした。大きな鳴門金時が箱で売られていたので、購入した。芋が大きくなるほど安くなるらしい。これもお土産にしよう。
店に戻るとちょうど順番になった。なかなか回転は早いようだ。
小学生の頃に訪れたことがあるが、ほとんど記憶にない。
清潔感があって、賑やかな店内である。
一番高い「びんび定食」を注文した。まずは目玉であるお造りの盛り合わせ。一枚一枚が大きくカットされていて食べ応えがある。脂が乗って非常に美味い。
そして天ぷら。
汁物は伊勢エビの味噌汁。
日本海の海の幸に負けるとも劣らない、四国の海鮮料理を味わえて良かった。帰りは、さらに別のスーパーでお土産や衣料を購入し、粽を作っていた友人の家に寄って、おすそ分けをもらって帰宅。
ピクニック in 国見山
当初の天気予報では、土日ともに雨の予報であったが、土曜の今日は晴れとなった。県西の登ったことのない山に行ってみよう。大歩危小歩危と祖谷渓の間にそびえる国見山(1409m)だ。両親とは5ヶ月ぶりの登山になる。
11時12分、標高780mのおうどう峠登山口からスタート。
美しい杉の植林帯の中を進んでいく。傾斜はそれなりに急である。
剣山(1955m)方面の眺め。
標高950m近辺からは明るい尾根道となる。
11時52分、標高1030mの新登山口に到着。
標高1200mあたりで雪がわずかに出現。それにしても少ない雪だ。
この山の登山道はしっかり整備されている。1370mピークを巻いたら、あとはほぼ平坦な道を進む。
12時37分、山頂に到着。両親より一足早く着いたため、先にお湯を沸かして昼食の準備をする。
剣山方面の眺め。
こちらは阿讃山脈方面。
そして、三嶺方面。眺望が効く日だ。
小松菜入り味噌ラーメンとソーセージ、卵焼きを頂く。ソーセージが絶品だった。頂上はかなり寒く、食べたら急いで下山する。
13時43分、下山開始。ピストンで下山する両親とは異なるコースで下山することにした。山頂から南西方向に伸びる尾根を下る。
標高900mを切ったあたりから、立派な杉の植林帯が広がっていた。道は不明瞭な箇所があり、一度道迷いした。
標高400m近くまで下りて来た。神社があった。
参道を下りていく。
山肌に形成された集落の上に出た。茶畑もある。県道45号線はまだかなり下に見える。
県道までの道が分からなくて右往左往していたが、集落の住民を発見し、道を尋ね、無事に下山終了。15時25分であった。
下山後は、松尾川温泉へ向かった。この温泉は、四国でNo.1の泉質を誇る素晴らしい温泉だと思っている。辺りは山と川しかなく、秘湯である。アクセスは隘路を進む必要があって大変だが、何度でも行く価値がある。
今日はお客さんがほとんどいなかった。
小さな湯船がひとつ。源泉掛け流しである。この温泉の特徴はpH = 10.5の強アルカリ性 であること。入った瞬間から肌をさするとすべすべである。
窓からは渓流が見える。最高の温泉だ。
30分ほどじっくり浸かってから帰途につく。身体はいつまでもぽかぽかしていた。
自転車を購入する
昼寝してから、サイクルベースあさひに向かった。新しい自転車を買うためだ。実は今回、富山から自転車を車に積んで持ってきた。今の自転車は父親にあげるのである。
このお店は接客が丁寧だ。こちらのニーズを聞いてオススメの自転車をいくつか紹介してくれる。私は、街乗りにも遠出にも使いたいし、山道も走りたい。そういったニーズを叶えてくれるのは、タイヤが太いマウンテンバイク寄りのクロスバイクだ。4台ほど試乗してみて、選んだのが以下の自転車である。
乗った時の姿勢があまり前傾にならず、腰が疲れない。サドルの座り心地も良い。そして何より、タイヤが太いため、走行時の安定性が抜群だ。ライト、スピードメーター、スタンド、鍵をオプションで購入し、6万5千円の大きな買い物となった。